プレイスMでやっている竹下真由子さんの写真展に行ってきました。今回の個展には色々と関わらせて頂きました。竹下さんは女性写真家ですが、どこか懐かしく少年の眼差しを感じるカラー写真が展示されています。僕が少年の頃、あの次にこれが来たら今日はいいことがある。あれが来たら今日は不幸だ。なんていう自分の中での占いじみたもの、暗示のようなことばかり過ごしていた時間を思い出します。団地の42という数字を見たらいけない、42という数字は怖いもの、ウルトラマンは子供の憧れ、スペースシャトルはよく分からないけどすごいもの、コスプレは大人のような子供のような存在、何の気負いもなく裸になって遊ぶプール、飛行機、メリーゴーランド。歳を重ねる度に、ふと少年の時に戻りたくなることが多くなります。ソラヘオチルという写真群は、僕が少しオカルトであった少年時のささやかな遊びと、一人で移動する時の楽しさ、差別の中に含まれる笑い、自分の中にかつていたであろう自分との邂逅。そんな時間と出会えるかもしれません。6月27日までプレイスMで開催中です。http://www.placem.com/